こんにちは。

毎月、ウチの母が「サンデー西京」さんに「芳子先生の、赤ちゃんがほしい人のための漢方相談」という記事を書かせていただいています。

2019年11月の記事になります。


可愛い赤ちゃんをあなたに 機能性子宮出血について考えて見ましょう

生殖器の器質的な病気を除いた、卵巣機能失調による子宮内膜からの出血を機能性子宮出血といいます。生殖器の炎症・腫瘍・流産及び血液病などに起因する子宮出血を排除し、さらに各種補助検査を行ったうえで、最終的に機能性子宮出血と診断すべきですが、子宝相談に来られた方の症例の中でチョコチョコと見られる症状です。

今回は4つのパターンに分けて考えていきます。

①月経後卵胞期出血(生理が終わらないままダラダラと出血が続く)
【タイプ1】手足の火照り、便秘ぎみ、舌紅苔少…瀉火補腎丸、加味逍遥散
【タイプ2】生理の色はどす黒い、血塊あり…爽月宝+田七人参
【タイプ3】病気が長く、疲れやすい、生理の量多い…心脾顆粒
【タイプ4】下腹部が冷えて痛い、腰が重だるい…参茸補血丸

②排卵期出血
【タイプ1】錦糸状のおりものが見られない場合…杞菊地黄丸+参茸補血丸
【タイプ2】イライラ感が強い、眩暈頭痛、睡眠障害…加味逍遥散+冠元顆粒

③月経前黄体期出血
【タイプ1】月経前少量の出血、基礎体温が高温期後半に下がる…心脾顆粒
【タイプ2】基礎体温が高い、イライラ、不眠…潟火補腎丸+逍遙顆粒
【タイプ3】基礎体温がギザギザ、時に生理の量が多い…加味逍遥散+心脾顆粒+六味丸

④無排卵不規則出血
【症状】基礎体温は 一 定
【原因】元々卵胞発育不良により、エストロゲン低下
【治療】腎の力を強化して、成熟卵胞を作り、エストロゲンの作用を高め充実した子宮内膜を作り出す事で止血力を高めます

 機能性子宮出血の中心的な原因は卵胞発育不全(腎の気・精・陽・陰不足)です。

それに伴ってストレスを感じやすい、血流が悪い、子宮収縮無力といった子宝に恵まれない大きな原因にもなります。

不正出血が見られる時には早めにご相談ください。

貴方にとって、ベストな漢方薬により、体年齢を若返らせ、子宮・卵巣の妊娠力を手に入れましょう。色々な症状でお悩みの方や妊活に力を入れている方へ、まずはお気軽にご相談ください。


その他の記事もありますので、コチラもご覧ください。

それ以前、「ぷらざ山口」さんで2002年1月~2013年7月までに掲載された記事はコチラ。