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気・血・津液(水)の「血」

こんにちは。

ボクたち人間の体は、全身を巡る3つの要素である「気」「血」「津液(水)」で構成されていると中医学では考えます。

今回は「血」について取り上げてみたいと思います。

「血」とは、基本的に体内を流れる血液のことで、全身を巡って五臓六腑に栄養を与え、生命活動を維持する大切な働きを担っています。

「血」の4つの作用

「血」には4つの作用があると考えています。

栄養・滋潤作用:全身を巡り、全ての組織や器官に栄養と潤いを与える作用。この働きにより臓器がしっかり機能し、皮膚や髪にツヤがある、目が良く見える、筋肉や関節が円滑に働くなど、体全体が健やかな状態に保たれる。

載気・養気作用:「血」は「気」を載せて、一緒に全身を巡っている(載気)。また、その過程で「血」は「気」に栄養を与え、「気」を養っている(養気)。

寧正作用:「血」は陰陽の「陰」に属し、寧静、安定、安静といった特徴がある。そのため、「血」には精神を落ち着かせ、穏やかに保つ働きがある。

内守作用:血管から血液が漏れないように守り、出血を防ぐ作用。体内の「血」が不足すると、内守作用も低下して出血を起こしやすくなる。

「血」と「気」の関係

そして、「血」は心気・肺気のエネルギーによって推し流されると考えていて、スムーズな血流を保つためには、「気」の巡りを整え、血流量を調整する肝の働きを助けることが大切です。一方で、「血」が血管から漏れないようにする「気の固摂作用」や「血の内守作用」が弱くなると、血流の悪化につながります。

「血」の生成は2つの過程から

「血」は主に「営気」と「津液(水)」からの生成と、「腎精」からの転化…の2つの過程から生み出されるとされます。

脾胃(胃腸)の働きで、食事の栄養から「営気」と「津液(水)」が生成され、それが肺に送られ、肺が取り込む「清気」と結合して「血」となるわけです。

また、食事の栄養から「精」が生み出され、腎に蓄えられますが、体内の「血」が不足すると、蓄えた「精」が「血」に転化するというものです。逆に、「精」が不足すると「血」が「精」に転化もします。これを「精血同源」と言います。

そんな大切な「血」、十分な「血」を養うためには、まず脾胃(胃腸)の働きを健やかに整えることと、日頃から栄養をとることが大切です。また、腎を養い「精」を充実することもポイントです。

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