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「瘀血」は万病のもと

こんにちは。

ガン、心臓病、脳卒中…日本人の三大死因です。

心臓病とは「狭心症」や「心筋梗塞」、脳卒中とは「脳梗塞」や「脳出血」に代表され、いずれも「血液の病気」です。

血液はいつもサラサラの状態で血管内を滞りなく流れてなければいけませんが、血液ドロドロ状態になると、流れが滞ったり、血管内で詰まりやすくなります。こうなると心臓や脳の血管に酸素や栄養が十分行き渡らず、様々な病気の原因に…。

長寿国の日本は、近年、心臓病では「心筋梗塞」、脳卒中では「脳梗塞」が急増していますが、これらの病気は重大な結果を招くため、その原因となる血管・血液の健康管理が大切です。

そこで、もっと注目していただきたいのが、中医学の「瘀血」という考え方。

「瘀血」とは…

「瘀血」とは、「血液の質が悪くなり、粘り気を増して流れが悪くなったり、固まりやすくなった状態」のことを言います。

中医学では、この「瘀血」を、脳や心臓などの循環器疾患だけでなく、冷えや肩こりなどの軽いものから、ガン、肝臓病、腎臓病などに至るまで、様々な病気の引き金になるものとして警戒しています。

「瘀血」は「万病のもと」なのです。

「瘀血」の原因

「瘀血」の原因は色々考えられますが、その1つに「ストレス」があります。精神的に強い緊張が生じると、心拍数が上がるとともに、血管が収縮して血圧も高くなります。これは心臓にとってかなりの負担となり、やがて「心気不足」となって、動脈硬化の原因に。

2つ目は「食事」。高カロリー、高コレステロールなどの偏った食事を続けていると、血液粘度が上がって、流れが悪くなりますが、これも動脈硬化の原因となります。

3つ目は「運動不足」からくる血行不良です。

「瘀血」の3大症状は「痛む」「しこる」「黒ずむ」

「瘀血」には、頭痛や月経痛、胸の痛みなどの「痛む」、肩こりなどの「しこる」、皮下出血や目の下のクマなどの「黒ずむ」と、特有の症状があります。これらの注意信号🚥は、体内に発生した「瘀血」をいち早く見つけ出し、治療するための手がかりになるものなので、見逃してはいけません。

この「瘀血」に対し、中医学では血を生き生きさせて、血の滞りを解消させる方法があります。これが「活血化瘀」と呼ばれる治療法で、中医学には、そのための中成薬(中国漢方)がたくさんあります。

「詰まる」「切れる」を予防する「丹参(たんじん)」

中でも代表的なものに、シソ科の「丹参」を中心とする丹参製剤があります。

「丹参」は日本ではあまり馴染みのない生薬かもしれませんが、中国では「活血化瘀」の治療薬として用いられています。

「丹参」は単独で用いても、月経痛など「瘀血」による痛みなどを改善し、「活血化瘀」の働きを持っていますが、他の生薬と組み合わせることにより、更に効果が高くなることも分かっています。特に、「丹参」に紅花(こうか)、木香(もっこう)、香附子(こうぶし)、芍薬(しゃくやく)、川芎(せんきゅう)を成分にした「冠元顆粒(かんげんかりゅう)」は、代表的なもの。

ただし、ひとくちに「瘀血」といっても、原因や治療法は千差万別です。

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