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「瘀血」の二大原因、ストレスと食事

こんにちは。

血液が汚れれば、健康も未病に、未病も病気に。

「瘀血」とは「血液の質が悪くなり、粘り気を増して流れが悪くなったり、固まりやすくなった状態」のこと。中医学では、「瘀血」を脳や心臓などの循環器疾患だけでなく、冷えや肩こりなどの軽いものから、ガン、肝臓病、腎臓病などに至るまで、様々な病気の引き金になるものとして警戒しています。

「瘀血」を発生させやすいタイプは、中高年の男性でストレスを強く感じる人、肥満気味で運動不足の人なのだそうですが、「瘀血」はストレスと食事が二大原因とされています。

病は気から

「病は気から」と言われるように、中医学では精神的ストレスへの人体への影響を重視しています。

最も敏感に反応するのは五臓の中の「肝」。「肝」には「血を蔵し、気をスムーズに巡らす」働きがあります。

「肝」は血液の貯蔵庫であり、血液量を調節する臓器…という考え方は西洋医学に近いものです。更に「肝」には、全身を巡る気の運行を調節する働きもあります。また、最近の研究では「肝」は自律神経と密接な関係があるとも言われています。

血と気は二人三脚のような関係で全身を回っています。

血は気の力からそのエネルギーを得ており、両者が協力し合って生理機能を維持しています。ストレスによって「肝」の機能が低下してくると、気の流れが滞り、本来はサラサラと流れなければならない血液にも影響が出てきます。血の滞りは「瘀血」と呼ばれて、様々な病気の原因となります。

最もよく見られる「肝」の病態に、気分のイライラ、不眠などの精神症状が特徴となる「肝鬱気滞(かんうつきたい)」があります。そして、そのほとんどに、自律神経機能の障害が認められ、中でも交感神経の興奮が認められたのだとか…。

ストレスなどで交感神経が高ぶると、副腎からアドレナリンの分泌が多くなることはよく知られていますが、このホルモンは血小板を固まりやすくすることが分かっています。

病は口から

中医学には「病は口から、過食は病気を生じる」という言い方があります。

ご存知のように、過食は肥満と血液中のコレステロールや中性脂肪を増やし、動脈硬化の原因となります。中医学では気化(代謝)できなかった余分な食べ物は脂濁となって体内に残り、津液(水)とともに、ヘドロのような痰湿となって血流を阻害し、「瘀血」の原因と考えています。脂濁は西洋医学でいうコレステロールや中性脂肪に相当し、血管の内壁に付着して血栓をつくります。血栓が心疾患や脳血管疾患の引き金になることはよく知られているところです。

一方で、食事の摂取不足や偏食も栄養不良を招き、「瘀血」の原因となります。

このケースでは、気血をつくりだす栄養物質の不足から「気血両虚」となり、血液を運行させる力が低下して「瘀血」となります。最近の研究では、血液中の微量元素である銅(Cu)、クロム(Cr)、モリブデン(Mo)、亜鉛(Zn)などが減少すると動脈硬化、心疾患や脳血管疾患になりやすいことが分かっています。

血行改善の作用をもった生薬の丹参、紅花、川芎などには銅、亜鉛、モリブデンなどの微量元素が含まれています。このような微量元素は、小麦、大豆、レバー、クルミ、お茶などの食品の中にも含まれているので、積極的に補いたいものです。

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