こんにちは。

中国や台湾で親しまれているお茶うけはナッツ類やドライフルーツが中心だそうですが、ウチでも最近お茶うけにナッツ類やドライフルーツを食べたりします。もしくは、お茶の中に入れて飲む場合も…。

毎日お茶の中に入れて食べるのが「クコの実」。よく杏仁豆腐の上に乗っている、あのレーズンみたいな赤い実です。甘くて、お茶でふやかすと食べやすくなります。「黒豆」を入れたり、「なつめ」を入れたり、「クルミ」も食べますがこれは流石にそのまま食べています。

クコの実

干したクコの実は薬膳でもよく使われる食材。滋養強壮作用の高い生薬として親しまれ、老化防止に効果的です。また「血」を補って貧血を防ぐ働きや、肝機能を高める働き、眼精疲労を改善する作用もあります。貧血気味の人や、疲れを感じたとき、目がかすんだりしたときにおススメです。実をお茶に入れてもOK。

ナツメ

ナツメヤシの実を干したもの。漢方の生薬として用いられ、ホルモンバランスを整えたり、鉄分を補って貧血を防いだり、利尿作用もあります。また精神を安定させ、更年期のイライラなどを和らげる効果も。安眠を誘ってくれるので、寝つきが悪い人にもいいです。

黒豆

黒大豆を炒ったもの。黒豆は薬効が高く、漢方では腎機能を高める効果があるとされ、老化を防いでくれます。特に更年期のホルモンバランスの乱れを整えるのに効果的。利尿作用や解毒作用もあり、むくみの解消に。また食物繊維が豊富で整腸作用もあり、生活習慣病の予防にも役立ちます。

クルミ

古来より漢方の生薬として使われ、生命力や生殖力を貯蔵する腎を補う働きがあります。生殖機能を高めて老化を防ぎ、潤いを保つ美肌を保つ美容食材です。白く滑らかな肌で知られた清朝の「西太后」もクルミをよく食べていたとか。また、高ぶった神経を鎮めたり、咳を抑える効果もあるとされます。

ヒマワリ

ヒマワリの種の中身を取り出していったもので、軽い塩味と独特の香ばしさがあり、中国ではお茶うけとしてポピュラーな食材。腸の働きを良くする作用があり、便秘を予防、解消してくれます。またリノール酸やオレイン酸などの油分が豊富で、動脈硬化や高血圧などの生活習慣病の予防効果があります。

カボチャ

カボチャの種を乾燥させたもので、割って中身を食べます。軽い塩味とほのかな甘みがあり、お茶の味も引き立てます。カボチャの種を日干しした「南瓜仁」は、漢方で虫下しや利尿効果のある生薬として用いられてきたもの。むくみを取り、また腸を潤して便通をスムーズにしてくれます。

中国のお土産で評判が良かったのが「ナツメ」と「クルミ」を合体させた「ナツメクルミ」。「クルミ」を「ナツメ」に挟んだだけのシンプルなお菓子なのですが、美味しいです。

ナッツ類やドライフルーツはどれも美味しく体にいいものばかりなので、日持ちするものも多く、常備しておけば、お茶の楽しみが広がることうけあいです。