こんにちは。

山口県立美術館で開催されている「ハマスホイとデンマーク絵画」に行ってきました。

2008年秋の東京、上野。無名の画家の静かな作品が18万人を惹きつけました。画家の名はヴィルヘルム・ハマスホイ(1864-1916)。フランスで印象派が生まれ、ゴッホやゴーギャンが活躍し、ピカソが独自の絵画を描き始める頃、ハマスホイはデンマークの首都コペンハーゲンの自宅の室内で、抑えられた色調の静謐(せいひつ)な絵画を黙々と描いていました。…

そんな紹介がされていたのですが、そんな伝説的な展覧会から12年。

「日本で実物の作品を観るのが極めて難しい画家のひとり」なのだそうですが、これはどう意味なのでしょう…。なかなか観れない貴重な絵画を是非観たい…。

本来ならば4月7日(火)から開催される予定でしたが、コロナの影響で延期。5月26日(火)から開催されたのですが、6月7日(日)までという、僅か2週間だけ…。

なので、行けるうちに行っとかないと…ということで、最初の日曜日の5月31日に行って来ました。

美術館に到着したのは2時半だったのですが、まず行くと「総合案内・整理券配布所」で「整理券」を配られました。

それには16時に集合とあります。16時に「整理券」と記入した「問診票&連絡先記入用紙」をもった人が美術館の敷地内に入れてもらえ、一定の距離をとりつつ移動し、体温チェック、当日券を購入し、16時20分に入館し、16時30分から作品鑑賞と、とにかく細かく時間が決められて、入場制限もかけられていました。

入館前に「入館証」を配られるのですが、色分けされ、利用時間もキッチリ書かれています。ボクは緑でしたが、その他、赤、青、黄、紫の「入館証」。それぞれ10~15人のグループを色で管理していました。そして、その色の移動時間になるとスタッフの方がパネルでお知らせ…という感じでした。

今回、日本初の本格デンマーク絵画展…ということですが、東京・上野の「東京都美術館」と「山口県立美術館」の2ヶ所だけの開催で、「東京都美術館」は終わっていて、「山口県立美術館」での開催は僅か2週間だけ…。県をまたいで観に来る…というのも難しい状態なので、勿体ないな…と思いました。

今回、当日券を購入し、作品を観終わった後に「メンバーズカード」をカウンターで申請。差額を払うことで、今年の「メンバーズカード」を手にすることができました。一般は2800円、1年間5回分が無料で観れるのでとってもお得です。ちなみに当日券は1500円なので、1300円を余分に払うわけですが、2回観ると元が取れるわけです。

本来ならば2ヶ月の開催期間があり、県外からも観に来られるような注目の展覧会だったと思おうのですが、コロナの影響で2週間の開催と大幅に短くなり、しかも県外からもなかなか来づらい状態となってしまい、残念です。でも、開催されただけありがたいと思うしかないのかもしれませんが…。

スタッフの方がマスクとフェスシールドをされ、厳戒態勢の中での「ハマスホイとデンマーク絵画」展でしたが、コロナを機に美術館の運営が変わっていくのだと思います。