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第3波に備えて

こんにちは。

寒さ、乾燥の影響なのか、GoToの影響なのか、このところ全国的にコロナ感染者が増加しており、歯止めがきかない状況にならないか心配です。ワクチンや治療薬の開発に期待が寄せられていますが、いまだ道半ばの状況にあります。

そんな中、アメリカやヨーロッパなどでは感染者が増えているというニュースは見ますが、感染源である中国での感染拡大のニュースは見ない。「その差は何なのだろう…」と考えると、感染や重症化を未然に防ぐのに漢方薬を使用しているからではないかと思います。

先日「文藝春秋」の12月号に「第三波に備える漢方薬リスト」という記事があることを教えてもらいました。

修琴堂大塚医院院長の渡辺賢治先生が代表を務める漢方産業化推進研究会が今年5月に発表した未病漢方活用法を参考に、日本で入手可能なエキス剤を「感染予防」と「重症化予防」の2つのカテゴリーに大別して一覧表に整理されたものです。

その中の、症状がない場合の「感染予防」として、「玉屏風散」「生脈散」「補中益気湯」が挙げられていました。ウチの薬局では「玉屏風散=衛益顆粒」「生脈散=麦味参顆粒」「補中益気湯=補中丸」。これらは、ウイルスなどを寄せ付けない「元気な体」をつくる漢方薬で、補剤と言われます。

ウイルスの増殖スピードは「邪気」と「正気」…つまり「ウイルスの暴露量(邪気)」と「生体防御機能の強さ(正気)」で決まります。「邪気」が少なく「正気」が強い場合には、そもそも感染しないか、無症状で終わるケースが少なくありません。

中医学では「正気が内にあれば、邪に侵されることはない」という言葉がありますが、これは、免疫力や体力が体にしっかり備わっていれば、病気にかかりにくくなるということ。感染症の予防も、まず病気を寄せ付けない「元気な体」をつくることが大切だと考えます。

実際、新型コロナパンデミックの震源地とされた中国・武漢市で治療に従事した中医薬の専門家は4900余名ましたが、各人が自分に合った中薬を服用したため、1人の感染者も出なかった…という報告がありましたが、「玉屏風散」「生脈散」「補中益気湯」などを服用していたようです。

しかし、ウイルスに防御機能を突破され、ウイルスが体内で増殖を始めると、増殖のスピードやその量に応じて症状が出現することになるわけです。ウイルスの侵入や増殖を生体防御機能の強化でいかに早く封じ込めるか…これが漢方による「感染予防」と「重症化予防」のポイントです。

その上で重要なのが「養生」です。「冷え」は免疫力を低下させるので、季節に合った服装を心がけ、外出時は暖かい服装を。また、体を冷やす冷たい飲み物は避け、生野菜よりも温野菜を。そして体力が落ちないように、十分な睡眠も。

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