• 中医学、ネコ、日常をつづるブログ

「冷えると痛む」「温めると楽になる」という腰痛や下半身の関節痛に

こんにちは。

人類が2本足で立って歩くようになったのは、約400万年前のことだそうですが、腰が上半身の重みを支える役割を担ったときから、「腰痛」は人間の宿命になりました。また日本人の「4人に1人」が腰に不安を抱えている…とも言われています。

腰痛は気象条件の影響を受けやすく、特に「冷え」と「湿気」が痛みの原因となるため、秋から冬場にかけての時期に悪化することが多くなります。

中医学の腰痛対策は、正気(抵抗力)を強め、体全体の機能を高めることで痛みの改善をはかります。正気が体内に充実していれば、邪気を追い払うことができるという考え方です。

また、中医学の考え方で「腰は腎の府」という言葉があります。

中医学では、体を5つの臓器(肝・心・脾・肺・腎)に結び付けて考えます。腰はこれらすべての臓器と関わっているとされ、特に密接な関係にあるのが「腎」です。

中医学でいう「腎」は、現代医学の腎臓の働きの他に、生殖・成長・発育・老化に関わり、骨や筋肉、ホルモン代謝をつかさどる重要な臓器。老化や疲労などによって、腎の働きが低下した状態を「腎虚」と言います。

「腰は腎の府」というのは、腰が腎を守る器の役割を果たしている…ということを表しています。つまり、腎の衰え(腎虚)は腰痛となって現れやすくなるわけです。

なので、腰痛の改善には、腎の強化と、気血を補うことで体全体の正気を高める治療法が欠かせません。

腰痛および下半身の関節の痛みに有効な中成薬に「独歩顆粒」があります。独活・防風・細辛には消炎鎮痛作用が、杜仲・桑寄生には腎を補い、腰・膝・筋を強める作用があり、さらには気を補う党参、血を補う当帰・地黄・川芎などの生薬も配合されています。この処方ならではの「体力増強作用+消炎鎮痛作用」です。

痛みと言えば、グルコサミン・コンドロイチン(+ヒアルロン酸)が有名ですが、グルコサミンなどでは「冷えて痛む状態」を改善できませんし、「全身の老化を改善することも」できません。

「関節が摩耗した場合」は、こういった処方でいいですが、「冷えると痛む」「温めると楽になる」といった場合は、独歩顆粒がおススメです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。