こんにちは。

この連休中は雪がよく降りましたね。ウチの前の道路なんかは一時スケートリンクのようになっていました。

ボクの車はノーマルタイヤ、雪の日は運転しないことにしています。なので、連休中は家で過ごし、歩いて「初詣」と「お墓参り」に行きました。

「山口大神宮」「八坂神社」「今八幡宮」「野田神社」「豊栄神社」。まだまだ神社はあるのですが、本当に近くにあって助かります。

正月三が日の「初詣」ではないし、雪の影響もあると思いますが、どこも「密」ではない状態でした。

歩くことがめっきり減ったので、「初詣」に行く行為自体がいい運動になります。ただし、通り一本はいれば道が凍っていたりするので、慎重に慎重に。

長靴で、雪景色を楽しみながら、凍った雪道を回避しながら、例年とは違う「初詣」を楽しんでいました。

「今八幡宮」「野田神社」「豊栄神社」を参拝して、帰ろうとしたとき、フッとあることが過りました。

『そういえば、昨年の2020年は「雪舟」生誕600年という節目の年。前日に放送されたNHKの「日曜美術館」でも雪舟が取り上げられていたな。雪舟のアトリエだった「雲谷庵(うんこくあん)」は目と鼻の先にあるから行ってみようか…。』と。

「菜香亭」のすぐ傍にある地下道を通り、国道9号線を渡ります。

ここの地下道は、雪舟の最高傑作と言われる国宝「四季山水図(山水長巻)」が壁に描かれています。普段は意識せずにサッと通るところですが、「雪舟」生誕600年だし、誰もいないし、ゆっくりと見て渡りました。「四季山水図(山水長巻)」は長いので、右手前から奥に行き、左奥から手前に戻ってくることになります。

国道9号線を渡り、そこから50mくらい。車では素通りしてしまいそうな場所に「雲谷庵」はあります。

現在の建物は明治17年(1884年)に、郷土史家・近藤清石(こんどうきよし)が中心となって建てたものだそうです。

明治初めの頃の「雲谷庵」は、民間の手に渡り畑になっていたそうで、このまま跡形もなく消えてしまうことを悲しんだ近藤清石らが発起人となり、再建を進めたのだとか。

今回、建物内を自由に見学できることを初めて知りました。

ボク自身、外から見ることはあっても、中に入ったのはありませんでした。実際この建物を再建するとき、大内氏の時代(鎌倉時代)に栄えた社寺の部材を集め使用されたものだそうです。

よく降った雪のため、今年は歩いて「初詣」に行き、ちょっとした寄り道もし、普段は行かないところにも行けて、すごく良かったです。