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春は「肝」の気が滞らないように…

こんにちは。

「立春」を過ぎ、春になったと思ったら、雪が降ったり…。なかなか暖かくはなりませんね。

「三寒四温」という不安定な気候で、自律神経のバランスが崩れやすくなるのも春の特徴です。その影響で心のバランスが崩れやすくなり、不安を感じたり、イライラしたり、ちょっとのことで腹が立ったり、やる気が出なかったり、落ち込んだり…そんな情緒不安定になりがちな季節です。

春先は昔から「木の芽時」などと呼ばれ、「陰陽五行」で見ると、春は「肝」の季節です。

「肝」は伸び伸びしているのが好きな臓器で、ストレスにとても弱い…。困ったことに春は精神的に不安定になりやすく、ストレスを受けやすきなる季節で、イライラして怒りっぽくなりがちです。精神系の病気が多くなりる、悪化しやすくなる時期とされています。

自然界では春になると野山の木々が一斉に芽吹くように、ボクたち人間も代謝が活発になり、五臓の中では「肝」が活動を始めます。

ストレスが過剰になると「肝」の気の働きが過剰になって、結果的に「肝」の本来の働きが不十分となり、体の中の気の流れが鬱滞するようになります。そのためにイライラしたり、怒りっぽくなったり、逆に鬱になって沈み込んだり…。この状態を中医学では「肝気鬱結」と言い、この状態が続くと体調が変化して、病院で「自律神経失調症」と診断される場合も多いようです。

「春の養生」は「肝」を養い、「気」の巡りを良くすることです。

  1. 穏やかな気持ちを持ち続け、睡眠を十分にとる
  2. 増血作用のあるものを食べる
  3. 春は無理をせず穏やかに過ごす

「肝」はストレスを受け止める臓器であり、ストレスは胃腸にも影響を及ぼします。怒りや緊張などを感じたら、深呼吸をしたり、他のことを考えて気を紛らわせて感情のコントロールを。「肝」が血液をリフレッシュさせるのは睡眠の時間帯。なるべく23時までには布団に入り、7~8時間の睡眠をとるように心がけたいです。

また「肝」は、肝臓で浄化・再生した血液によって全身を養い、自らも養っています。人参、ほうれん草、ブロッコリーなどの緑黄色野菜、レバー、はまぐりやしじみなどの貝類などの増血力の高い食品を積極的に摂るようにしましょう。

加えて「香りがあるもの」「温かいもの」「ビタミンC」「タンパク質」を。適度な「酸味」は、「肝」の働きを正常にして、体の疲れをとり、イライラを抑えたり、目の疲れをやわらげ、眠りを深くする作用もあります。

セロリ、大根、菊の花など「香りがあるもの」は発散させることで気の巡りを良くしますし、ネギ、生姜、みょうがなど「温かいもの」はやる気を高めます。柑橘類、いちご、トマトなど「ビタミンCを多く含むもの」は「肝」を養い、鶏の胸肉、ササミ、魚など「タンパク質」は「肝」に栄養を与えます。

飲みものとしては、ジャスミンティー、菊花茶など。香りが発散させます。

春は、自然のエネルギーが高まる季節。そのためボクたちもエネルギッシュになるため、肝臓は忙しくなります。無理せず気持ちを穏やかに。

ストレスを上手にコントロールして、メンタルヘルスに努めることが、春の養生のポイントになります。

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