こんにちは。

毎日暑いですね。

ボクたちが子どもの頃は、夏でもここまで異常な暑さではなかったと思います。これも地球温暖化のひとつではないでしょうか。

今やボクたちの環境は、地球温暖化、食事の欧米化、ストレスの多い社会環境などが要因となり、アレルギー性疾患や熱性疾患、大人のニキビなどの皮膚トラブルが増えているように思います。

これら熱性のトラブルは、「生活の中に熱が溜まっているから」と考てもいいのではないでしょうか。

アルコールを飲む機会が多い、魚よりも肉、夕食時間が遅い、甘い物が好き、外食が多い、タバコを吸う、運動不足…などは「体に熱を溜めやすい習慣」です。

特に「大人のニキビ」は、体質的なものもありますが、生活リズムの乱れ、ストレスなどにより、ホルモンバランスが乱れ、生じやすくなります。

「大人のニキビ」のご相談で店頭に来られる方は、赤みが強い、膿をもって痛みがあるような方が多いです。この場合は、熱がこもり化膿や感染があるような皮膚状態なので、その症状を抑える漢方薬が必要となります。熱性疾患には「清熱解毒」が必要です。

特に、赤みが強い、膿をもって痛みがあるような場合に「五涼華」がおススメ。 生理前に顎のラインに毎回ニキビがひどく出る方は出方が少なくなり、ストレスで赤いニキビが気になっていた方は症状が良くなったと喜んでおられました。

ただし、ニキビのタイプによって薬の使い分け、加減が必要です。

赤みは強くないが疲れるとひどくなる場合は「元気を補う補気薬」を、赤みがなく白いニキビが多い人は「胃腸の働きを高める薬」を、跡がなかなか消えない人には「血液に栄養を与え血行を良くする薬」を合わせることもあります。

そして、生活スタイルの見直しも大事です。「食事」「睡眠」「便通」などです。

これを無くして「本治(ほんち)=根本的な改善」に至るのは難しいと思います。