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「瘀血」と「活血化瘀」

こんにちは。

中医学では、血管がもろくなり、血液が流れにくい状態を「瘀血(おけつ)」と言います。

「瘀血」の状態を放置すると、さまざまな生活習慣病の引き金になります。

多くの人が悩む肩こりや頭痛、冷え性、生理痛なども血液の循環が悪くなった「瘀血」が原因と考えられます。

病気を未然に防ぐためには、体の異常を示す大切なサインを見逃さないこと。

「痛む」「しこる」「黒ずむ」といった3大症状が、「瘀血」の特徴です。

具体的な症状として、「痛む」は肩こりや生理痛など、「しこる」は足の静脈瘤や子宮筋腫など、「黒ずむ」は目の下のクマやくすみなど…といったもの。なので、慢性的な肩こりや生理痛などは「瘀血」のサイン…なのかもしれませんよ。

そして、動脈のような太い血管だけでなく、細い血管、毛細血管も注意することが大切です。それは、まず太い血管よりも先に、細い血管の流れが滞るから。

血管はボクたちの体の隅々を巡る道路。大きな太い国道に例えられる「太い血管」は全体のおよそ1%に過ぎません。残りは細いながらも生活に欠かせない生活道路にあたる「毛細血管」。この「毛細血管」が傷ついたり流れが悪くなったりすることで、その「毛細血管」から栄養を受け取っている内臓の組織や肌の状態に影響を与えると考えられます。

ただし、検査を受けても、目に見えない細かな血管の異常は、なかなか数値にあらわれてきません。数値にあらわれていなくても、「瘀血」の兆候を見逃さないようにし、生活習慣の見直しなどにつとめてください。

中医学では、健康維持のための「血管力」について、血管だけでなく、血液の量、質、流れる力も重要と捉えています。

中医学には「活血化瘀(かっけつかお)」という言葉があります。「活血」とは文字通り「血」を活き活きスムーズに流すこと、「化瘀」とは滞りと汚れを解消すること。つまり、「活血化瘀」とは「血」の流れをスムーズにするとともに、浄化することです。

そして、「活血化瘀」は治療にも予防にも大事なポイントになります。

中医学では「久病必有瘀」という言葉があるように、長い期間患っている病気には必ず「瘀血」が伴っている、すなわち慢性病には「瘀血」が潜んでいるからです。よって「瘀血」を改善する「活血化瘀」は、血管系の病気はもちろんのこと、全ての慢性病にも用いることができるから。

また「瘀血は万病の元」と言われるように、体の隅々の細胞まで行き渡る血管の流れが悪いと、様々な病気の原因になって当然。臓腑の中を通る「毛細血管」の流れをスムーズに保つことは、その機能活性化につながるため、「活血化瘀」は大事です。

ただし、あくまでも中医学は「弁証論治(べんしょうろんち)」といって、個々の体質や症状の判断のものと治療方針を立てることを基本としています。なので、専門家に相談されることをおススメします。

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