こんにちは。

昔の偉い人は、このような自然現象を観察し、すべての自然が2つの側面の組み合わせからなり、その現象を「陰」と「陽」と呼びました。

この「陰陽」の考え方は、中医学の中に深く浸透しています。

例えば、「陰」は物質的な意味をもち、体自体やその滋養成分を意味しますが、一方の「陽」は機能的な意味をもち、臓器の働きや動く能力などを意味します。

体の各機能を正常に動かすために、滋養成分や各臓器がありますが、「陽」がなければ動かない…。「陰」と「陽」は調和がとれている状態が健康であると言えます。

そのバランスが崩れても、薬などに頼らず自ら回復することが出来る…これも健康だと言えます。しかし、バランスが崩れて回復できなければ、病気の一歩手前の「未病」になり、さらに進むと「病気」になると考えます。

特に睡眠は、体内の「陰」と「陽」のバランスを維持するために、なくてはならない生理エネルギー。体内の「陰陽」のバランスの崩れを病気と捉える中医学では、適度な睡眠を良薬としてきました。

「陽」とは活動や機能、働きなどの機能的と言いましたが、起きている時間は「陽」の時間と言えると思いますし、太陽の光も「陽」と考えることができると思います。つまり、起きている時間や光を浴びている時間が長くなっている今、ボクたちの生活リズムは「陽」が過剰となり、「陰」が不足している傾向にバランスが崩れやすくなると考えられます。

朝起きてスマホの光を浴びる、昼間は仕事でコンピュータの光を浴びる、夜はテレビの光を浴びて、また布団の中に入ってスマホの光を浴びる。ずっと光を浴びる時間が長く、しかも大量に光を浴びているわけです。

夕方になったら暗くなるのが普通だったのが、今は人工衛星で見ると、日本列島だけ光っているようです。それくらい光にあふれていて「陽」が過剰になっているのだとか。

一方で「陰」の補充をされるのは、寝ている間です。よく「夜22時~朝2時までがお肌のゴールデンタイム」と言われますが、この間に「陰」が一番極まりますから、ここでしっかり「睡眠」をとることが「陰」の補充には大切です。

今は12時を過ぎないと眠れない人が多いです。昼間それだけ「陽」が過剰になっていて「陰」が不足しているにも関わらず、補う機会は減っているわけです。

不眠に悩む人は、夜更かしをしない、日中は積極的に体を動かすなど、眠りやすい生活リズムをつくりましょう。

まずは、規則正しい生活を送ることが基本ですが、手助けをしてくれる漢方薬や自然薬などもありますので、気になる方はご相談ください。