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お酒の強い人、弱い人

こんにちは。

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コップ一杯のビールだけで具合が悪くなる人がいます。顔が赤くなり、心拍数が上がり、眠気や吐き気をもよおし、中には血圧が低下する人も…。

このような反応は「アルコール紅潮反応」と呼ばれ、アジア人の約半数にみられるそうです。

摂取されたアルコール飲料は分解されてカロリーだけが吸収されます。その過程には様々な酵素の働きが関与しているんです。

まず「アルコール脱水素酵素」がアルコールをアセトアルデヒドという物質に変え、次に「アセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)」がアセトアルデヒドを酢酸塩に変えます。そして、酢酸塩は脂肪、二酸化炭素、水に分解されるんです。

アルコールからつくられる脂肪は、主に肝臓の周囲に蓄積されるようです。

アルコール紅潮反応は、アルコールが代謝される際に生じるアセトアルデヒドによるもの…。

アセトアルデヒドはアルコールの約30倍も毒性が強いと言われています。そのアセトアルデヒドが速やかに無害な酢酸塩に変わらないと、猛毒が体内を駆け巡ることになり、紅潮反応が起こる…ということになります。

数種類のALDHのうち、ALDH2をつくる遺伝子の型がアルコール紅潮反応に深く関係しているそうです。

ALDH2-1(N型)の遺伝子を持っている人は、アルデヒドの分解能が高い人、ALDH2-2(D型)の遺伝子を持っている人は、アルデヒドの分解能が低い人…なんだそうです。

ボクたちは両親から1つずつ遺伝子を受け継いでいますので、NN型、ND型、DD型の3パターンが存在することになります。NN型は酒豪タイプ、DD型はお酒の飲めない下戸タイプ…ということになります。

ALDH2遺伝子の分布を調べると、ヨーロッパ人にはNN型しか存在しないんだそうです。D型の遺伝子をもっているのは日本人、中国人、韓国人といった東アジアのモンゴロイドだけ…なんだそうです。

それには、こんな説が…。

上水と下水がきちんと区別がない時代、人々の生死を分けたのは、清潔な水を飲めるかどうかにかかっていました。そこで、ヨーロッパでは発酵によってつくられるアルコールを薄めて飲料水にしていた「アルコール消毒」文化なので、N型遺伝子をもっていないと不利だった…。一方、アジア人は水を沸かして飲む「煮沸消毒」の文化なので、D型遺伝子をもっている人でも生き延びることが出来る…。

そんな進化により、お酒が強い人(NN型)と弱い人(DD型)が決まってしまうんですね。

ボク自身は、多分DD型に極めて近いND型なんだと思います。

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