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不妊と基礎体温

こんにちは。

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基礎体温は、もともとは西洋医学のものですが、中医学の世界でも、重要なツールとして活用されています。

正しい生理が来ているか…、妊娠しやすいか…など、体の状態を読み解くための情報が詰まっているからです。基礎体温を見ることで、色々な問題が見えてくるんです。

そして、基礎体温に何らかのトラブルがあるとき、中医学的にどんなことが起きているかをチェックしていきます。

中医学の不妊治療では、体全体のバランスを整えることを目標にします。そのときチェックするのに基礎体温が使われます。

基礎体温を漢方的に見ると、「陰と陽」のバランスがカギとなります。

中医学では、排卵を境に、排卵前の低温期(卵胞期)を「陰」、排卵後の高温期(黄体期)を「陽」ととらえています。

基礎体温の変化にトラブルがあるときは、生殖機能をつかさどる「腎」の働きが弱まり、陰と陽のバランス、すなわちホルモンのバランスが乱れていると考えるんです。

ウチの薬局では、基礎体温表をもってきていただいています。

基礎体温表をチェックするポイントは、「周期は安定しているか…」「低温と高温の差は0.3~0.5℃あるか…」「高温期は12~14日あるか…」です。

周期は個人差があるんですが、28~35日くらいが一般的です。周期がたまにずれても、7日以内なら問題は少ないと思います。次の生理が21日以下で来るときは卵胞の成長が充分でない可能性が。逆に、40日以上ある場合は、排卵のトラブルの可能性も。

また、温度差が0.3℃以下の場合は、黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が少ない黄体機能不全の可能性が。逆に、黄体ホルモン剤や排卵誘発剤を使った不妊治療を行って0.5℃以上の差があるときは、ホルモンバランスが悪く、着床しにくい可能性が。

排卵後の高温期は12~14日持続するのが理想的です。高温期の日数が12日以下の場合は、黄体機能不全の可能性も考えられます。一方、妊娠しているときは、高温期が16日以上続きます。

基礎体温は、微妙な体温の差を利用しているので、とてもデリケート。婦人体温計を使って、目覚めた直後に、体を動かさずに測ります。

睡眠時間は出来るだけ6時間以上とり、測定時間も一定にするのがポイントです。測ることが出来なかった日は空欄にし、前後の線は結ばずに空けておくことです。

備考欄には、性交した日、不正出血、おりものの状態、生理痛や服用した薬などを記入します。また、病気をした、寝坊したなども…。

何より大切なのは、全体の傾向をつかむこと。体調によって一時的な変化をすることもあるので、敏感になりすぎてもいけません。3周期くらいは続けて測ると、傾向がつかめてきます。

基礎体温をチェックすることで、いち早く生活習慣の乱れや病気の兆候に気付くことができます。そして、陰と陽のバランスを整えるための生活改善や病気の治療が可能となるんです。

結果、自然に妊娠しやすい体を手に入れることにもつながるんです。

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