こんにちは。

昔の人々は体験から色々なことを学び、物事を推測して伝えてきました。その中には迷信や諺などがあり、科学的に説明すると「なるほど、そうなのか」と思うことが多々あります。

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・寝る子は育つ
昔から言われている諺で「寝る子は育つ」は本当です。成人の1日の睡眠時間は5~8時間程度です。赤ちゃんは1日20時間眠り、月齢が高くなるに従って睡眠時間は短くなります。

人の成長を促すホルモンは成長ホルモンです。この成長ホルモンが大量に分泌される時間帯が熟睡状態のときなんです。これは生後3ヶ月から分泌されることが確認されています。そして、最も分泌されるのは4~5歳のときだと分かっています。つまり、生まれてから成長期くらいまでの間に十分な睡眠をとると十分な量の成長ホルモンが分泌されて、体や脳が発育し子どもはよく育つのです。

写真は、ウチに来て2ヶ月のフクちゃんです。多分、今のあまちゃん位です。カワイイですよね。

・薄毛はガンにならない
薄毛で悩んでいる人は多く、この迷信がウソであれば薄毛はいいことなしです。これは本当なのか…。実は薄毛はガンにならないとは言えませんが、なりにくいそうです。

アメリカワシントン大学の研究チームが薄毛の人とそうでない人に分けて前立腺ガンの発症率を調査した結果、薄毛の人はそうでない人に比べ前立腺ガンが30~50%低かったそうです。

なぜ発症率が低いのか…。研究チームによると、男性ホルモンのテストステロンがガンの発生を抑えているのではないか…、また前立腺ガンに限らず、ガンと薄毛には因果関係があるのではないかと指摘しています。

ちなみに薄毛の原因は、ジヒドロテストステロンと言われています。これはテストステロンが変化したものなんです。

テストステロン、いいも悪いも色々やってくれるようですね。

・つむじを押すと下痢(便秘)になる
子どもの頃に友達のつむじを押して「下痢になれ~」と遊んだ覚えがあります。これは本当なのか…。つむじには腸を刺激するツボがあるんでしょうか?

「つむじを押すと下痢(便秘)になる」は化学的に根拠がなく、どうやらウソのようです。しかし、暗示効果があり、例えば車に酔いやすい人は「車に乗る」と思うだけで気分が悪くなる…、辛い食べ物を見ただけで汗が出るようになる…のように思い込みで下痢(便秘)になるかもしれません。

つむじにツボがあるのは本当のようで、押すと血流が良くなり体が温かくなる、痔によいなどの効果があるようです。

このように昔から色々言われている迷信や諺を化学的に調べるとホントとウソがあるようです。でも、ウソにも何らかの意味があるのかもしれません。