こんにちは。

たった7分間という清掃の圧倒的なスピード、一糸乱れぬ見事なチームワークに、世界中が注目するJR東日本テクノハートTESSEI(テッセイ)という会社があります。

 

清掃だけにとどまらず、礼儀正しい振る舞いや、スタッフ発の提案の数々は、お客様の感動を呼んでいます。世界中から取材・視察者が絶えず、ミュージカルにもなった“テッセイ”の清掃。「新幹線お掃除の天使たち」という本にもなり、その本が「朝日新聞」や「はなまるマーケット」「日経ビジネス」でも紹介され、10万部以上売れているそうです。

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東北・上越・山形新幹線の折り返しは12分。うち5分は乗客の乗り降りに費やされるので、掃除に使えるのは残り7分。22人が1チームとなって、あっという間に新幹線を丸ごと清掃していくその技術もさることながら、「おもてなし」の心が、乗客に大きな安心感をもたらしています。

春は帽子に桜を付けたり、夏はハイビスカスにしたり、浴衣やアロハシャツを着て季節感を出したり…。また、清掃用具をバケツに入れて持ち歩く事をやめてバッグにするなど、スタッフのアイディアからどんどん進化していったようなんです。

「清掃の会社」ではなく「おもてなしの会社」なんですよね。「掃除をするのは、お客様が旅を楽しむ為」「シェフの料理(=清掃)がものすごくいいレストランでも、ウェイターウェイトレスの愛想が悪ければ、料理がおいしい思うでしょうか?」という考えです。

この考え方は、「ミシュラン」がタイヤメーカーなのに、世界的権威のあるレストランガイドを発行しているのと同じなんだと思います。これも、カーライフをより楽しくするためのトータルサービスなんだと思います。

ボクたちも、進化できるようにがんばらないと…。