こんにちは。

カゼやインフルエンザ以外にも、冬になると急増するやけどや感染性胃腸炎。それに、空気が乾燥するので、皮膚のトラブルも多くなります。

<低温やけど>
電気カーペットやこたつ、電気毛布、さらには保温便座など心地良いと思っている温度でも、長時間にわたり触れていると、やけどを起こすことがあります。

低温やけどを起こしやすいのは深い眠りのとき。皮膚が弱い乳幼児や新生児、血液の循環が悪くなった高齢者や糖尿病患者、肥満の人などがなりやすい傾向があるんです。

起こしやすい部位は、「カカト」「くるぶし」「スネ」など、皮膚のすぐ下の骨のあるところ。暖房器具の熱に長時間当たり、その熱が蓄積されて低温やけどとなるんです。

痛みが少なく軽いやけどのように思われてしまいがちですが、皮膚の深い所まで達していることが多く、治りにくいやけどです。

暖房器具はこまめに消すことを心がけ、電気カーペットの上に横になるときは、くるぶしやカカトの下に座布団かクッションを敷くようにしてください。

乳幼児やお年寄り、病気で感覚が低下している人には、周りの人が気を付けてあげましょう。

<感染性胃腸炎>
細菌やウイルスなどの病原体による感染症で、子どもや乳幼児に多く発生するようです。主な症状は嘔吐と下痢で、腹痛や頭痛、発熱を伴うこともあります。例年11月の上旬から増え始めて、12月頃にピークを迎えて、その後いったん減少。春ごろに再度増加する傾向があります。

日頃から手洗いは大切です。症状が出ると脱水症状に注意しながら水分補給をすることが一般的です。

140107_1

漢方薬ではこの場合、症状が出たらすぐに「勝湿顆粒(しょうしつかりゅう)」「シベリア霊芝」「五行草」を使います。特に「五行草」の薬理作用は多彩で、腹痛、下痢、湿疹、皮膚炎、おでき、ニキビ、いぼなどに使われます。西洋でも胃腸薬、便秘薬としても使われます。

<老人性皮膚掻痒症>
発疹がないにも関わらず、乾燥によって強い痒みがある状態を老人性皮膚掻痒症と呼びます。年齢とともに、皮膚の表面を覆う皮脂膜も不十分になるので、水分が蒸発しやすいからです。

特に冬は乾燥し、汗もかきにくいので皮膚がカサカサになりやすく、痒みが増します。

暖房や入浴の仕方に気を付け、皮膚を乾燥させないようにすること。石鹸でゴシゴシ洗うと、余計に皮脂膜を失いますので要注意。また、日頃から体質に合った保湿剤を使用し、潤いを保つことが大切です。

130905_1

乾燥しやすい方には、沙棘(さーじ)オイルがおススメです。美肌効果が高く、体のさびを防ぎ、血液や皮膚の自浄作用を促してくれる、まさに「飲む美肌オイル」です。美肌効果の高いビタミンE、βーカロチンが豊富に含まれています。これらのビタミン類は、強い抗酸化作用があり、肌の老化の原因となる体内のサビつきを防ぐ効果があるんです。

沙棘オイルをカプセルにした紅沙棘(ほんさーじ)を飲んでいただいている方は「お肌がしっとりしてきた…」「お肌のキメが細かくなった…」「お化粧ののりが良くなった…」「便通が改善した…」など実感されるケースが多いようです。乾燥しやすい冬のこの時期には、おススメです。