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大人になってできるニキビは、圧倒的に女性に多く見られます。同じニキビといっても10代と20歳を過ぎてからの「大人のニキビ」では、その原因がやや異なります。

10代のニキビは、皮脂の分泌が過剰なことが主で、オイリー肌の人に多く見られますが、大人のニキビは、女性ホルモンのバランスの乱れで出ることがほとんどのようです。そのため、10代では男女比が5:5に対し、大人のニキビは1:9と言われ、圧倒的に女性に多いんです。

10代のように皮脂分泌が主な原因…というワケではないので、乾燥肌の人でもある日突然大人のニキビができてしまうことがあります。

一端できると、なかなか治らないことの多い大人のニキビ。

医学的にはハッキリとは解明されていないところもありますが、女性ホルモンのバランスの乱れが主な原因とされています。ホルモンバランスは生理周期によって大きく変化します。特に生理前になると、ニキビが出来やすい状態になります。

また、ホルモンのバランスは、「不規則な生活」」「睡眠不足」「仕事やプライベートのストレス」「食生活の乱れ」などにも影響を受けます。なので、10代では無縁だった人でも、進学や就職などの環境の変化、不規則でストレスの多い生活などで、ホルモンバランスが乱れて、ある日突然大人のニキビが…ということもあるんです。

・ストレス…仕事やプライベートでストレスや緊張を感じると、ストレスに対抗しようと、男性ホルモンの分泌が多くなります。そのためホルモンバランスが乱れ、フェイスラインにニキビが出来やすくなります。

・食生活の乱れ…甘いものや揚げものなど、糖分と脂肪分の多い食事は、ニキビの原因に。また、食生活の乱れから、腸内の環境が乱れにがちに。便秘が続くと有害物質が腸から排泄されず、ニキビが出来やすくなります。

・睡眠不足…女性ホルモンの分泌をコントロールしているのは、脳の視床下部というところ。この視床下部はデリケート。睡眠不足が続くと影響を受け、ホルモンバランスが乱れてしまいます。

・間違ったスキンケア…10代と同じように脱脂力の強いニキビ用の化粧品や、1日何度も洗顔したりの化粧品を使い続けるのは、肌が乾燥し過ぎます。そうなると、不足した水分を補うため油分を余計に分泌します。そのため、逆にニキビが出来やすくなります。

・生理…生理はエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2つの女性ホルモンの分泌が周期的に増減し起こります。生理前は黄体ホルモンが多く分泌ています。黄体ホルモンは皮脂の分泌を過剰にさせる働きがあり、特にこの時期はニキビが出来やすくなります。

・冷え…体が冷えていると、皮膚の新陳代謝が悪くなります。肌悦の栄養の供給も上手くいかず、新陳代謝のリズムが乱れ、角質が厚くなります。そのため、皮脂の排出が妨げられて、ニキビが出来やすくなります。