こんにちは。

140111_1

鎮痛剤をのまれている方、多いですよね。市販の鎮痛剤に含まれる成分は様々。自分に合ったものを見つけておきましょう。

ロキソプロフェンナトリウム、アスピリン、イブプロフェンは、プロスタグランジンの合成を阻害することで痛みを和らげます。鎮痛・解熱に加え、消炎作用をもつので、一般的に生理痛に向く鎮痛剤と言われています。ただ、胃腸が弱い人は注意が必要です。

アセトアミノフェンは脳の中枢部分にはたらきかけて痛みを鎮めます。胃腸障害を起こしにくいメリットがありますが、炎症を抑えるはたらきは弱いようです。

また、鎮痛剤の中には、催眠鎮痛作用があるアリルイソプロピルアセチル尿素、ブロムワレリル尿素を配合したものも…。鎮痛効果が高まる一方、人によっては眠気を催すことも。

ですから、成分の特徴を知ることが大切です。

市販の鎮痛剤の服用間隔…鎮痛剤の1日の服用回数や服用間隔は決まっています。その範囲内であれば、調整しても大丈夫。

どれくらいで、効くのかは薬の形状などで多少の差はありますが、おおよそ15~30分で効くように作られているようです。鎮痛剤は効果が出るまで長くは待てないですよね。

でも、効かないからといって多めにのむことはダメです。定められた用量以上のむと副作用が強く出ることがあります。痛みが強いときは、服用間隔を少し短くするといいです。

鎮痛剤の副作用として多いのが胃腸障害。特にプロスタグランジンの合成を抑えるタイプのものは、胃痛や胃もたれなど胃腸のトラブルを起こしやすいです。というのも、プロスタグランジンは胃の粘膜をほごするはたらきがあるからです。そのため、薬でこのはたらきを抑えられると、胃の粘膜が荒れやすくなってしまいます。そうなるのを避けるには、空腹時を避けてのんだり、アセトアミノフェン系を選ぶことです。

また、鎮痛剤の成分で特に眠気を催しやすいアリルイソプロピルアセチル尿素やブロムワレリル尿素は、眠くなると困る場合は、それらを含まないものを選んだ方がいいと思います。長時間の運転などは避けたらいいかもしれません。逆に、寝る前でしたら全く問題はないです。

鎮痛剤をよりよく効かせるためには、「たっぷりの水でのむ」「早めにのむ」「空腹時を避ける」を心がけて…。

ただ、薬で痛みが治まらないとき…それは背後に原因となる病気が隠れている場合もあります。