こんにちは。

年を重ねると衰えを感じるのが足腰ではないかと思います。

骨の若さを保つ生薬に「杜仲(とちゅう)」「桑寄生(そうきせい)」「牛膝(ごしつ)」があります。

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日本では、ダイエット飲料として、杜仲茶が有名ですが、これは「杜仲」の葉を使ったもので、漢方薬としては樹皮を使います。

「杜仲」の皮を引き裂くと、粘り気のある樹脂が糸を引きます。この樹脂が、筋骨を強くするはたらきがあり、特に腰痛に効果があるようです。

「杜仲」には「安胎(あんたい)」と呼ばれる流産防止のはたらきもあり、妊婦さんにも安心してのむことができます。妊婦さんで腰がだるい場合や、お年寄りで体力が非常に弱っている方でも。

「杜仲」には腸からのコレステロールの吸収を抑えたり、血圧を下げたりするはたらきもあります。

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次の「桑寄生」。これはヤドリギのことです。昔、リウマチに悩む人が色々な生薬を試しても、なかなか治らず、最後に桑の木に寄生した植物を煎じてのんだところ、病気が治った…という物語があります。

「桑寄生」には「祛風湿(きょふうしつ)」という、風に当たって冷やしたり、湿度が高くなったりするとあらわれる痛みを取り去る…というはたらきがあります。

リウマチが進むと、組織は変形して痛みを助長することがあります。また、リウマチでなくても、老化による骨粗鬆症や膝関節炎などの、退化性の骨変形による腰痛、膝痛にも、痛みを和らげる目的で「桑寄生」が使われるようです。

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最後に「牛膝」。「牛膝」は、牛の膝ではなく、ヒユ科の植物であるイノコズチモドキの根を乾燥したもの。形が牛の膝に似ていることから、「牛膝」と名付けられました。

また、肝臓や腎臓、それに腰や膝など下半身を丈夫にするはたらきにも優れているので、これらに関係する病気の治療に広く使われています。

生薬には薬効以外に、その生薬の持つ特徴があり、中医学では非常に重視しています。「牛膝」には「下行(げこう)」という特徴があります。

月経を順調にする、排尿、排便を促す…など下の方に排泄するはたらきがあります。

頭部や上半身の血液を下に導き、上部の興奮、緊張、充血を改善することにより、頭痛や高血圧を緩和するはたらきも。

また「牛膝」には、薬の成分を下半身に運んで効き目を高めるはたらきもあります。つまり、薬効のベクトルを下の方に持って行くはたらきです。そんな、薬効を引っ張って行くはたらきをもつ生薬を「引経薬(いんけいやく)」と呼びます。

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「杜仲」「桑寄生」「牛膝」の入った漢方薬に「独歩顆粒(どっぽかりゅう)」があります。

「痛み・しびれ」には、エネルギー不足、血液不足など慢性的な抵抗力の低下や老化、湿度、寒さなどの気候の影響など様々な原因が考えられます。

「独歩顆粒」は、これらの「痛み・しびれ」に対し、植物性生薬の滋養強壮や体を温める作用により、「痛み・しびれ」の原因を取り除いていきます。特に、抵抗力の低下からくる、または冷えから来る、下肢の「痛み・しびれ」が気になる場合におススメです。