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春の養生のポイントは、「肝」の機能を高め、メンタルヘルスに努めることです

こんにちは。

4月に進学した学生や入社・異動した社会人に、5月頃になると現われる精神的な不安定状態を、総称して「五月病」と呼ばれています。

環境の変化に適応できないことに起因する症状と言われ、抑うつ気分、不安感、無気力、不眠、強い疲労感など、うつ病に似た心身の不調やスランプを訴える場合が多いようです。

春は、身体全体の気(エネルギー)の流れが滞りやすい季節。

中医学では、体全体の気の流れを調節する役割を「肝」が担っていると考えています。

ストレスにより、「肝」の機能が低下してくると、気の流れの調節が上手くいかなくなり、気が滞ります。それを上手にさばけないと、体の各所に影響が出て来ます。

「五月病」に見られるような、気力が落ち込んでため息をついたり、消化器系の不調、疲労感を訴えることが多いようです。

また、女性の体はとてもデリケートなので、自分では気がつかない程度のストレスでも敏感に感じ取り、自律神経のみならず、ホルモンバランスの乱れを引き起こす可能性があります。

自律神経が乱れるとホルモンバランスが崩れて、ホルモンのバランスが崩れるともっと自律神経が乱れるという、悪循環に陥ってしまいかねません。

ですから、ストレスを上手にコントロールして、メンタルヘルスに努めることが、春の養生のポイントになります。

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気の流れを良くし、体全体の新陳代謝を促進する漢方薬に「逍遥丸(しょうようがん)」があります。

荘子(そうし)は、仙境に分け入って、のびのびと生きることを唱え、その自由な生き方を「逍遥」と呼びました。

その名を冠した「逍遥丸」は、「肝」に栄養を与える「当帰(とうき)」や「芍薬(しゃくやく)」、うっ滞した気の流れを良くする「柴胡(さいこ)」や「薄荷(はっか)」に、胃腸のはたらきを良くする「白朮(びゃくじゅつ)」や「茯苓(ぶくりょう)」などを組み合わせた処方です。

うっ滞した「肝」の機能を回復し、伸びやかな精神活動を取り戻してくれる「逍遥丸」は、春の養生にピッタリの漢方薬だと思います。

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