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「瘀血(おけつ)」のメカニズム

こんにちは。

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中医学では、血がドロドロして流れにくくなった状態のことを「瘀血(おけつ)」と呼びます。

「瘀血」を生じる原因に、ストレスが大きく関わっています。

複雑な社会構造はストレスを引き起こします。怒り、苦しみ、哀しさ、辛さ等々といった精神的負担の大きな事柄に対して、コントロールが出来なくなってしまった場合に、気が滞ってしまい「瘀血」が生じる…ということです。

すると、このことが引き金となって、ストレス発散のための過食など食事の不摂生を起こしやすくなります。一番手短な解消法が「食べること」だからです。お酒もそうです。

美食や過食は栄養過剰な飲食となり、コレステロールや脂肪過多などアンバランスな食生活になってしまうのです。それに、見た目や生産性を重視しただけの食品類は、それらのバランスをとる力を失っています。

さらに、疲れて寝ているだけの休日は、運動不足となり、「瘀血」は当然のごとく引き起こされることに…。

また、現代生活には、夏はクーラー、冬はヒーターと、過剰に冷房、暖房が使用されての「冷やし過ぎ、温め過ぎ」は、体調をコントロールしにくい状態を作り出します。

体を冷やせば血行は悪くなり、血液が熱で煮詰まったようになれば、ドロドロしてこれも血行が悪くなります。

また、気は「滞る」だけではなくて、「弱る」ことで血液の流れを遅滞させることもあります。流す力、押し出す力が弱い…ということです。

その他に、世の中が24時間の活動状態にあることも問題です。

夜寝ないとか、夜が遅い人たちが増えていますが、睡眠をとらないことは、陰液の消耗となり、血の粘度を増大させて「瘀血」となるからです。

加えて、外的な要因もあります。打撲、打ち身、ケガなどの外傷は、そこで「瘀血」が生じます。細かい毛細血管が潰れたりして、血行が悪くなります。

これらが重なり合う現代において、人間の血液はどんどん粘性を増し、血管はますます細くてもろい状態となり、血液循環の悪さを拡大していくことになります。

これが「瘀血」のメカニズムだと思います。

これらの要因に対して、中医学では色々な処方の組み合わせにより、体を調え、血の流れを改善するようにしていきます。

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