いってこんにちは。

山口県立美術館で開催されている「大浮世絵展」は、6月17日から後半に突入しました。

前半と後半で多くの作品が入れ替わることから、再び「大浮世絵展」に行って来ました。

ワールドカップの「ナイジェリア 対 ボスニア ヘルツェゴビナ」の試合が終わり、その足で美術館に行きました。降り続いた雨もちょうど上がり、自転車で行くことが出来ました。

美術館に入ると、エントランス部分に人はそれほどいませんでしたが、中に入ると多くの方で込み合っていました。やはり大盛況です。

140623_2

今回は、「美人画」を注目して観ました。

140623_1

「美人画」は今で言うところのファッション雑誌やグラビア雑誌のようなものなんじゃないでしょうか…。

140623_3

着物の「柄」や「色使い」…そして「着こなし」など、当時の流行の最先端がそこに描かれていたんじゃないかと思います。

確かに、昔は着物しかないのですが、上手に組み合わせることによって、お洒落を演出していたんですね。鮮やかで豪華な着物がとても印象的です。今観ても、粋で斬新なデザインですよね。

「美人画」の女性たちは8等身で描かれているらしく、今で言うスーパーモデル…と言った感じの存在なんじゃないでしょうか。

当時の人たちは、浮世絵で「最先端ファッション」などの情報を得ていたんだと思います。また今の時代でも、着物の好きな人にとっては、浮世絵の着こなしは、いいお手本となるんじゃないかと思います。

ちょうどボクが館内にいるときに、「5万人目」の来館者が出ていました。

毎週1万人くらいの人が訪れている、この「大浮世絵展」。今観ても色褪せない、素晴らしい作品ばかりのこの「大浮世絵展」が日本で観られるのは、「東京」「名古屋」「山口」の3ヶ所だけ。山口で観れるのは、本当にラッキーなことです。

浮世絵は、300年にわたって独自の進化を遂げ、庶民の中で普及し広がっていった文化です。日本の誇れる文化です。