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中医学の養生法

こんにちは。

中医学の皮膚病治療は、「内から」「外から」「本から」の3本柱が基本です。

内から=内服、外から=外用治療と弁証スキンケア、本から=養生(食養生、禁忌、生活養生など)…を指します。

基本治則理論に「治病求本」「三因制宜」という考え方があります。

「治病求本」とは、すなわち疾病の原因を求めること。「三因制宜」は「人、時、地」…すなわち人や季節、時代、地域によって対策が違うということです。

特に日本人の体質は「農耕民族」で、そして現代の食生活は「過食偏食」、環境気候は「高温多湿」です。

これから考えると、「脾虚湿熱(ひきょしつねつ)」…つまり「日本人はもともと胃腸が弱く湿気と熱がたまりやすい」ということです。加えて、日本人は冷たい飲み物や食べ物を好みます。

「食の欧米化」「牛乳及び乳製品、卵の過剰」「加工食品や添加物」「野菜の減少」による過食や偏食は、現代の食事の問題点かも知れません。

「粘膜は内なる外」と言われています。

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粘膜は「皮膚の200倍以上」の広さがあります。「鼻腔」「口腔」「気道」「消化管」「泌尿生殖器」など、合わせるとテニスコート1.5面分…とも言われています。

この広大な粘膜をバリアーとして生体は生命活動…つまりは「食べる」「飲む」「吸う」といった生理的活動を営んでいます。

腸管免疫が全身免疫をコントロールする→胃腸粘膜を強化すれば内臓が強くなる→内臓が強くなれば免疫力が高くなる→免疫力が高くなれば皮膚が強くなる。

中医学に「欲得長生、腸内常清」という言葉があるように、腸の中をキレイにしておくことは、病気の予防につながる…ということです。

なので、日々の食事が大切です。

1.煮物や和食など中心に「腹八分目」。(栄養豊富で消化しやすいので、脾胃の機能を高め、気血津液を充実させ、皮膚の修復力を高めます)

2.季節の緑黄色野菜など、火を通してタップリ食べる。(ビタミンやミネラル、消化酵素、食物繊維などが豊富なので、消化促進と修復機能を高める)

3.バランスの良い食事をとることが大切。(生命力を維持する気血津液を充実させる)

4.適度に運動する。(ストレス解消と自然治癒力を高める)

5.特に睡眠や食事など、生活リズムを守る。(気血津液などのエネルギーを蓄える)

逆に控えた方が良いものは…

1.甘いもの:チョコレートやケーキなど(ビタミンを消耗する、免疫力を低下させる、悪玉菌を増やす、アレルギー体質になる、皮膚粘膜を弱くする)

2.油ものや肉類:揚げ物、ポテトチップスなど(消化しにくいので、胃腸粘膜を壊して消化不良を起こし、腸内細菌のバランスや腸管免疫を悪くさせる)

3.香辛料の多いもの:キムチ、カレーライスなど(熱性で辛いので、内熱を生じて湿疹、痒み、赤みを悪化させる)

4.洋食品、加工食品:ケーキ、ファーストフードなど(消化しにくいから、脾胃の機能を低下させ、湿熱を生じて皮膚病を悪化させる)

5.高タンパクのもの:牛乳、卵、大豆、魚介類など(「発物」に属し、胃腸の負担を重くさせ、湿熱を生じ、皮膚病を悪くさせる)

6.生ものや冷たい物:アイスクリームや冷たい飲み物など(胃腸を冷やして消化吸収障害を起こして湿を生じ、脾胃の機能を弱め、皮膚の修復力が弱くなる)

7.コーヒー、アルコール、タバコなど(コーヒーは興奮性が高く冷えのぼせに、アルコールは湿熱を、タバコは熱毒を生じて赤みと痒みを悪化させる)

胃気を重視することが大切です…。

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