こんにちは。

先日の台風19号が去った後から、急激に朝晩の気温が下がりました。朝晩がひと桁台になって、先週とは比べ物にならなくらい寒いです。

ちょっと前までは半袖だったのが、先週くらいから長袖になり、今週はセーターが必要なくらいです。

寒くなるのと同時に、空気も乾燥してきます。そうなると、カゼやインフルエンザが流行し始めます。

その理由の1つは、ウイルスは気温が低く乾燥したところで活動的になるから。

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もう1つは、「線毛(せんもう)」と呼ばれる「鼻からのどまで続く粘膜に生えている毛」のはたらきが、気温が低く乾燥したところで弱まるからです。

カゼやインフルエンザのウイルスは、鼻や口からのどを通って体内に侵入してきます。これらウイルスの感染を防ぐため、ヒトの体に備わっている自浄システム…それが「線毛運動」です。

線毛は1秒間に10~15回の速さで小刻みに動きます。この線毛運動によって、鼻やのどの表面にある粘液に流れを生み出します。体内に入ったウイルスや雑菌は、粘液の流れに取り込まれ、せきやたんと共に体外へ排出されたり、唾液と一緒に体内に飲み込まれ胃液で分解されます。こうして異物を排除するわけです。

線毛運動が正常であれば、ウイルスや雑菌は、のどの粘膜細胞に付着、増殖する前に体外へ速やかに排出されるので、感染リスクを低く保つことができます。

線毛運動の快適な条件は「温度が35~38℃」「pHが6.8~7.2程度」。逆に「寒さ」「乾燥」「喫煙時」「睡眠時」には抑制されるそうです。

なので、線毛運動がこれらの要因で低下してしまうと、ウイルスや雑菌が体内へ侵入しやすくなり、インフルエンザなどに感染しやすくなってしまいます。

このような理由から、カゼやインフルエンザが流行りやすい理由と言われています。なので、寒さと乾燥のこれからの時期は注意を!

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カゼやインフルエンザ予防におススメなのが「板藍茶(ばんらんちゃ)」です。板藍茶は、インフルエンザウイルスの抑制作用、免疫増強作用をもっています。板藍茶は変異したインフルエンザウイルスに対しても、効果があることも分かっています。

また、潤すことも大切。「麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)」や「紅沙棘(ほんさーじ)」などは、繊毛運動を助けてくれます。

それから、手洗い、うがいなどの生活習慣も大切です。また、バランスのとれた食事や適度な睡眠などを心がけ、カゼやインフルエンザに負けない体づくりも大切です。