こんにちは。
ワタナベオイスターの勉強会が博多であり、出席してきました。
今回も「ATP」と「ミトコンドリア」と「活性酸素」についてでした。
「ATP」はボクたちにとって車のガソリンのような存在。ブドウ糖（原油）から細胞の中で精製されつくられます。
「ATP」はブドウ糖から「解糖系」、「電子伝達系」、「TCAサイクル」の流れによって作られます。そこで活躍するのが「ミトコンドリア」…です。
酸素を上手に利用して、ボクたちの体の中で「ATP」を作り出している「ミトコンドリア」ですが、「活性酸素」のような強い酸化力はコントロールが出来ずに、逆に壊されてしまうそうです。
活性酸素を消去するシステムは、本来体の中に備わっていますが、そのシステムが壊れると、「ミトコンドリア」は次々に壊れ、細胞が死んでいきます。
「ATP」は蓄えることが出来ないので、「ミトコンドリア」が壊れると減ってしまいます。そうすると、エネルギー不足…という状態に陥ってしまいます。
脳のはたらきには「ATP」が必要不可欠であり、脳の老廃物の排出にも「ATP」が必要と言われます。脳での糖代謝低下…「ATP」産生能低下はうつにつながる…ということでした。
「ATP」は「ミトコンドリア」で作られます。しかし、それと同時に「活性酸素」が作られます。「活性酸素」は「ミトコンドリア」の天敵です。
今回のお話では、「ミトコンドリア」を守るためには、「活性酸素」をいかに処理するかが大切…ということでした。オイスターがその役に立つ…というものです。
「ATP」は中医学で言うところの「気」にあたる…というお話もありました。このことは、以前中医師の先生の話にも出てきたことがあります。中医学でいう「気」とは生命のエネルギー…生命活動を行うための原動力のこと。
その「気」のはたらきが落ちたことを「気虚」と言います。そして、日本人のうつの根本的には「気虚」がある…ということを、ある中医師から教えていただきました。
「ATP」の産生能低下がうつにつながることは、「気虚」がうつにつながる…ということで、ボクの頭の中でつながりました。
最新の研究と中医学が結びつく…本当に「中医学」の素晴らしさを改めて感じました。