こんにちは。

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11月29日(土)と30日(日)で、昨年に続き2回目の山口県薬剤師会フォーラムが開催されました。今年の大会テーマは「未来に繋がる、地域と医療の架け橋に~広がる薬剤師の可能性~」です。

昨年は山口、今年は下関の「山口県国際総合センター(海峡メッセ)」でありました。

会員発表、特別講演、ポスター発表、お薬手帳啓蒙ポスターの展示などがあったのと、企業展示や機器展示、書籍販売も設けてありました。

特別講演1は、元スターバックス コーヒー ジャパン代表取締役最高責任者でリダーシップコンサルティング代表の岩田松雄(いわた・まつお)さんによる『ミッション:原点に戻る~「何のために働くのか」を考え、「自分ブランド」を築くには~』という演題での講演でした。

製造現場からセールス、財務に至るまでさまざまな実務経験と、アトラス、ザ・ボディーショップ、スターバックスでの経営者としての経験から、はたらく上で「ミッション」がいかに大切か…ということをお話されました。

真の経営者やリーダーにとって一番大切なことは何か…について、豊富な事例の紹介も。そして、そのミッションを愚直に実行している企業の例として、スターバックスの感動的なエピソードなどを紹介していただきました。

特別講演2は、福井大学教授・医学部付属病院薬剤部長の政田幹夫(まさだ・みきお)先生による『医薬品適正使用~薬剤師のはたすべき役割と今後の医療』という演題での講演でした。

薬剤師は「リスク管理計画」を実践し、医薬品を社会に適用する重要な役割を担っていて、そのために医薬品の特徴を基礎(非臨床)から臨床まで一貫した情報として精査した上で、適正使用に務めればならない…というお話と、真のチーム医療についてのお話を熱く語っていただきました。

お話の内容は医療全体のことにわたり、ボクたち薬剤師に、これから考えて行かなければならない大きな問題について投げかけられました。

今回も、内容の濃い「山口県薬剤師フォーラム2014」でした。