こんにちは。

ボクたちの体に対し、自律神経はあらゆるはたらきに関わっています。

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その体の部分部分でで独自に支配されるのではなく、「交感神経」と「副交感神経」の2つの神経のはたらきとバランスにより維持されている…ということです。

「交感神経」は活動の神経で、「副交感神経」は休養の神経。「交感神経=自動車のアクセル」と「副交感神経=自動車のブレーキ」の役割に似ています。

「交感神経」には、血流調節、発汗、体温調節などのはたらきがあるのですが、重要な役目は「危険からの回避」です。危険に対する(闘争か逃走)反応のことです。

一方、「副交感神経」は、眠くなったり、体をリラックスしているときに強くはたらきます。食事中に胃や腸などの消化のはたらきを活発にしたり、睡眠時に体内を修復してエネルギーを各臓器に貯めておきます。

ストレスや環境の変化など様々な要因で、「交感神経」と「副交感神経」のバランスは崩れやすく、自律神経失調症から起こる症状は、その他の部分にも失調を招く可能性がある…ということです。

血管の収縮や拡張に関わる自律神経のアンバランスとしては、「手足の異常な冷え」「顔や体の冷え」「皮膚の赤み」などがあげられます。

消化機能を促進させる自律神経のアンバランスとしては、「胃腸の消化機能の低下」「便秘や下痢」などがあげられます。

ストレスなどによるホルモン産出機能に関わる自律神経のアンバランスとしては、「生理不順」「円形脱毛症」などがあげられます。

免疫機能に関わる自律神経のアンバランスとしては、サプレッサーTリンパ球とヘルパーTリンパ球の制御異常よるアレルギー疾患が発生…。サプレッサーTリンパ球は「IgEの生産を抑制」し、ヘルパーTリンパ球は「IgEの生産を指示」すると言われます。

そんな自律神経のアンバランス…そのバランスを崩す原因としては「精神的なストレス」「生活や食事の不摂生」「睡眠不足」「仕事」「受験」「家庭内での問題」「近所付き合い」「慢性的な過労」などがあげられます。

大人の皮膚のトラブルは、この自律神経のアンバランスから起こることも多いようで、改善しにくい要因の1つになっています。