こんにちは。

毎月行われている山口市薬剤師会の勉強会…。

今回は、山口赤十字病院の救急の先生に来ていただいて、「救命救急法」の講習を受けました。

日用生活における事故防止の知識と思わぬ事故や災害にあった人、急病になった人に対して、医師や救急隊に引き継ぐまでの手当の知識と技術を学ぶ…というものですが、定期的に山口市薬剤師会で行っている講習会です。

でも、毎回受けるとほぼ忘れている…という状況です。また一から覚えなおしです。

今回は「AED」と「チョーキングチャーリー」を使った体験学習…。

「AED」は自動体外式除細動器(Automated External Defibrillator)…。AEDはコンピュータ作動によって、自動的に心電図を判読して、除細動の適否を決定し、その結果を音声で指示してくれます。

AEDを使った一連の流れを体験しました。

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次に、「チョーキングチャーリー」という人形を使っての、ハイムリック法での異物除去をやりました。

ハイムリッヒ法とは、食べ物や異物などを喉につまらせたときに異物を除去し、窒息を緩和する応急措置方法。背後から両腕を腹部に回し、片腕は拳を作り、もう一方の掌をその拳に重ね、胸骨と臍の間を上向きに強く圧迫します。

「チョーキングチャーリー」では、上手く出来たら口から異物に見立てた丸い玉が出てきます。

その他には、肩甲骨の少し上を思いっきり叩く方法も教えてもらいました。叩くときはしっかり叩かないと効果が弱いそうです。「アザができるくらい…」ということなので、相当力を入れないといけません…。叩く方も結構痛いです。

不慮の事故で亡くなるケースで、1番が「交通事故」、2番が「物がのどに詰まった窒息」なんだそうです。取り出すのに4分かかれば社会復帰率は50%というデータがあるそうです。早く取り出さないと致命的…ということです。

実際は叩いたりして異物が上がって見えてきたら、手で引っ張り出すんだそうです。お正月になると、お餅がのどに詰まった…というニュースがあります。お餅がのどに詰まったら「掃除機」…という風に考える方も多いと思います。その場合、スイッチを入れた瞬間がい1番吸う力が強いそうなので、入れてからスイッチを入れた方がいいようです。

ただ、基本は肩甲骨の間の少し上を叩くことなんだそうです。次に、ハイムリッヒ法を…。

人は40歳をピークに嚥下力が低下していくと言われています。まず詰まらないように気を付けることが肝腎です。